『アクマのキムラー』が”バズった5つの理由”を徹底分析する

20卒の新卒でWEBマーケターになった、なめこ汁です。

皆さんは「アクマのキムラー」って知っていますか?

 

日清チキンラーメンの新味なんですけども、実際すごくおいしいです。皆さんも食べてみてください。

先に味の話しちゃったんですけども、実は今回の主題は味ではなくアクマのキムラーの広告キャンペーンついて熱く語りたいなと思っています。

 

一見「超奇抜なプロモーション」が目を引くアクマのキムラーですが、実は綿密に計算されている素晴らしい訴求だなぁと思い、分析をしてみることにしました。

 

ちなみに言わずもがな電通案件です。

 

担当したのは電通プランナーの尾上永晃氏です。

『リラックマとカオルさん』や『ドラゴンクエストウォーク』などのキャンペーンも担当されている、デジタルクリエーティブの第一人者になります。

 

『アクマのキムラ―』が"バズった5つの理由"

オタ的パロディと日清食品との親和性&中毒性

 

画像引用:日清チキンラーメン

 

アクマのキムラーのPVでは多くのエンタメ作品がパロディとして使われています。

一部抜粋すると

 

  • デビルマン
  • ナウシカ
  • マッドマックス
  • 北斗の拳

 

とにかく短時間の中で、これだけのオタ的パロディをぶっこんでいるので画面から伝わる情報は洪水のようです。しかしその反面PVを観た後の「なんじゃこりゃ感」「発見したパロディをシェアしたい感」は強く印象に残ります。

 

私はこれが1つ目のバズった理由であると考えています。

 

というのも私はソーシャルメディアにおいて「パロディ=バズ法則」があると思っています。

これは好きなCMランキングで日清のパロディCMが上位にランキングしているのにも繋がりますが、パロディCMは一定の話題性を持っていることが分かります。

 

特に今回のようなオタ的パロディ(アニメ作品中心)はSNSでアニメファンを中心に強い興味を持たれていました。

実際TwitterやYouTubeのコメント欄を中心にパロディの元ネタや比較が語られています。

 

少し脱線しますが、他にもオタク向けコンテンツとして「マキシマム ザ 輝夜月2 篇 2020」「ありよりのあり 篇」のようにVtuberを起用したCMもあれば、「超濃厚段積み沼CM 篇」のようなmeme的CMなど様々あります。

 

これらはパロディでこそないですが、ネット文化のMADのような懐かしさと中毒性を持っており、私自身何度も見てしまいます。

日清食品のオタク向けCMシリーズにはこういったオタ的パロディ要素がふんだんに盛り込まれています。もちろん今回のアクマのキムラーも例外ではないです。

 

特に体感上ネット文化的側面を持つCMは、

 

  1. オタクたちがパロディを見つけてSNSでシェアする
  2. 界隈で話題になる
  3. それがバズって、一般でも有名になる
  4. 有名国内IP関連は海外でも話題になる

 

以上のようにサイクルが回るので、話題になりやすいのかと思われます。

 

ちょっと脱線しましたが、アクマのキムラーを含む日清の手掛けるオタ的パロディCMはこういった親和性と中毒性に溢れていて、デジタルキャンペーンとして話題をさらっていきました。

 

割とコンプラギリギリの表現

 

画像引用:日清チキンラーメン

 

悪魔という宗教表現をパッケージに利用するって結構勇気いりますよね。日本では宗教的価値観が薄いため悪魔は馴染み薄いですが、米国では悪魔崇拝などを含め割とセンシティブな対象です。

参考>>アメリカ人の7割「悪魔はいる」依頼殺到に戸惑う現代のエクソシストたち

 

あえてセンシティブな内容に触れることによって「これだいじょうぶ??」的な心理を利用するという事は、一歩間違えれば商品ブランドを傷つけかねないので、バズを想定しての悪魔起用はハイリスクハイリターンだったとは思います。

 

しかし、今回のキャンペーンでは骨組みをしっかり作り「悪魔じゃなきゃダメ」という根拠を様々な媒体を利用して表現したことで、割と受け入れられたのかなという風に思います。これが薄ければもう少し反発はあったでしょう。

 

公式HPにも悪魔の起用について「勘弁してください」と断りが入れられていました。

 

辛いものがブームである

 

私が個人的に思っている事ですが「辛いモノ」って話題になりますよね。SNSはもちろんYouTuberなどで取り上げてくれるので、インフルエンサーマーケティングがしやすいジャンルだと思っています。

 

今回は「激辛」というわけではないですが、「PVの話題性が高い×辛いモノ」ということでその流行に乗れていたのではないでしょうか。

 

SNSでバズるストーリー展開

 

 

先述でも軽く触れましたが、公式HPや公式Twitterを覗いてみると、ひよこちゃんが悪魔になるストーリーが割としっかりしており、説得力を帯びています。

 

今までの親しみ深いキャラクターを変身させるのは反発も高いので、背景を含めて経緯にしっかり導線を引いています

 

  1. 公式Twitterひよこちゃんのツイートを誤爆風に
  2. 公式HPでひよこちゃんの辞表を表示
  3. 日清系HPにひよこちゃんのイタズラ発生
  4. 悪魔になる経緯をオカルト的視点から解説

 

このように徹底的な作り込みで、ひよこちゃんを悪魔に仕上げました。

 

電通の尾上永晃氏は様々な媒体でストーリー背景を作り込むことで、批判やいらぬ解釈を与える隙を与えないという姿勢を保ち、ネガティブな反応を抑え込もうとしていました。

 

その成果もあり、反発はかなり少ないように感じます。

 

 

過去のイメージから180度変えるキャンペーンの下支えはこのような細かい配慮から成り立っているのだと思います。

今後、アクマのキムラーのような斬新なキャンペーンを打ち出す企業は参考にしたい姿勢ですね。

 

シンプルにチキンラーメンの新味

 

チキンラーメンとは昭和33年(1958)年から販売しているベストセラーです。いままでずっとチキン味のラーメンとして販売していました。

 

しかし「アクマのキムラー」をはじめ「ポークラーメン」「ビーフラーメン」が相次いで販売されました。今回のアクマのキムラーに関してはプロモーションの秀逸さが目立ちますが、地味に新味だからという理由で人気が出ているのも間違いありません。

 

美味しそうですもんね。プロモーション×製品価値のシナジーが最高でした。

  

まとめ

 

デジタルキャンペーンのいいお手本

 

電通は様々なブームを作ってきましたが、今回の施策も非常に突き刺さる素晴らしいキャンペーンでした。私自身マーケティングを勉強しているので、今後もこのように施策分解して目的と原因を探れればいいなと思います。

 

以上、なめこ汁がお届けしました!!

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